今年で30周年を迎える「あきる野映画祭」が7月20日の同祭映像市を皮切りに、市内各会場で開催される。
「映画館のない町に映画文化を」をスローガンに1985(昭和60)年、同祭の前身「五日市映画祭」として立ち上がった。故斎藤耕一監督らも創成期から支援するなど多様な作品を毎年上映し、例年市内外から5000人余りの来場者が訪れる。
節目となる今年のテーマは「ひとつの流れは歳月をかけてようやく大海へ」。子ども、若者、年配者、それぞれが楽しめる作品を選定。20日の初日は、新人映像作家の公募作品を上映する映像市を13時~17時35分、まほろばホール(あきる野市五日市)で開催。同日19時30分~21時49分、小和田グランド(小和田)で催される野外上映では、市職員がメガホンをとった「五日市物語」が上映される。どちらも入場無料。
秋川キララホール(秋川)、メーンスクリーンでの上映は7月24日~27日で各日3~5作品。近年の話題作や「「ローマの休日」など往年の名作の他、親子で楽しめるよう、親世代が子どものころに上映された1985年作「ドラえもん のび太の宇宙戦争」も上映するなど多様な作品がラインアップされる。
1日通し券(出入り自由)は前売りが一般=1,200円、シニア=1,000円、学生=800円、小学生=500円、当日が一般・シニア=1,500円、学生=1,000円、小学生=600円。身障者手帳、愛の手帳等の持参者は当日のみで一般・シニア=800円、学生=500円、小学生=300円。全日通し券は前売りのみ3,000円で販売する