バレーボールの全日本高校選手権(春高バレー)に出場する女子チーム4校が12月22日、明星大青梅キャンパス(青梅市長淵2)に集結。大会に向け実践的な練習を行った。合同練習は翌日も行い、各校は日本一を目指し、大会での健闘を誓った。
4校は、同青梅キャンパスに避難中の日本航空高校石川、姉妹校の日本航空高校山梨、八王子実践、敬愛学園(千葉市)。春高バレーには11年連続48度目の八王子をはじめ、敬愛が3年ぶり13度目、山梨が3年ぶり8度目、石川が2年連続2度目の出場となる。
練習は、程よい緊張感の中で始まり、選手たちはスパイク、レシーブ、サーブに汗を流し、フォーメーションプレーを確認。熱のこもった練習試合もこなした。
4校の主将はいずれも「目標は日本一」ときっぱり。石川の小林由結主将は「サーブ、ブロックがチームの武器。ディフェンスをしっかりして、つなげるバレーを展開したい」、山梨の永野穂乃花主将は「攻撃力に磨きをかけ、粘りのバレーで勝利したい」、八王子の窪田倖叶主将は「しっかり守り、攻めのバレーを貫きたい」、敬愛の内田寧音主将は「3年生最後の大会に全力を出し切りたい。試合を楽しみたい」と、それぞれ意気込みを見せた。
合同練習の舞台を整えた山梨の篠原雅成監督は「石川の三溝克幸監督、八王子の貫井直輝監督、敬愛の上原典人監督の全員が日本航空学園と縁があり、10月下旬に声をかけて日程を決めた」としたうえで、「大会に向け従実した合宿練習ができた。これを機会に月に1度、可能な限り合同合宿練習を行っていくことになった」と話す。
同キャンパスには27日以降も全国から8校が訪れ、正月休み返上で練習に打ち込む予定。
大会は東京体育館(渋谷区)を会場に来年1月5日に開会し、1月11日に決勝と閉会式が行われる。
女子は、第1シードに金蘭会(大阪)、第2シードに就実(岡山)、第3シードに福岡女学院(福岡)、第4シードに下北沢成徳(東京)の強豪が並ぶ。石川は米沢中央(山形)、山梨は東九州龍谷(大分)、八王子は西彼杵(長崎)、敬愛は旭川実業(北海道)と、それぞれ初戦に臨む。