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青梅署、日本航空石川ラグビー部員に感謝状 路上に倒れた高齢者を救助

末次署長(左)からお手柄の3人に感謝状が贈られた

末次署長(左)からお手柄の3人に感謝状が贈られた

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 青梅警察署が9月25日、人命救助に貢献したとして、日本航空学園石川高校(青梅市長淵2)3年生のラグビー部員、尾芝樹心さん、谷綜馬さん、馬医和樹さんに署長感謝状を贈った。

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 同署によると、7月21日23時35分ごろ、3人は同市西分町の路上で自転車ごと倒れていた高齢男性を救助。500メートル離れた自宅まで代わる代わる背負い、家族の元に送り届けるとともに、同署に通報して現場検証に立ち合うなどで協力したという。

 ラグビー部は全国高校ラグビーフットボール大会に20年連続出場の強豪校。同署は、3人の行動は「共感共創」の同校の教育方針にも通じるものと評価した。

 贈呈式は同校で全校生徒を前に行われ、末次健次署長から3人に感謝状が手渡された。浅川正人校長も大いにたたえた。同部主将の尾芝さんは「青梅の方には日頃から大変世話になっており、少しでも地元に貢献できる行動ができたのであればうれしい」と話した。

 続いて、「私たちが考える自転車マナー」をテーマに全員が質問に答える参加型の交通安全教室が行われ、自転車の交通ルールに対する意識向上やヘルメット着用促進などについて情報を共有した。

 交通安全教室を前にラグビー部員が出演した交通安全啓発ショート動画を上映。動画は、部員たちがパスやキャッチ、スクラムのパフォーマンスを行い、途中から同校教諭、同署幹部、大勢待利明青梅市長、師岡伸公奥多摩町長らが登場。パスをつなぎながら、自転車に乗りながらのスマホやヘッドホンで音楽を聴くことの禁止、ヘルメットの着用を訴える内容となっている。

 9月21日~30日は全国交通安全運動が展開されており、同署では交通ルールを守り、安全の徹底を呼びかけている。

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