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「秋川歌舞伎あきる野座」が公演 二宮はやし連演奏、子ども歌舞伎も

昨年30周年の節目を刻んだあきる野座

昨年30周年の節目を刻んだあきる野座

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 都指定無形民俗文化財「秋川歌舞伎あきる野座」が10月19日、S&D秋川キララホール(あきる野市秋川1)で公演を行う。あきる野市民文化祭行事の一環で、今回は「東京都文化財ウィーク2025」参加事業にもなる。

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 演目は「口上」、二宮はやし連の演奏、大人歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵七段目・祇園一力茶屋の場」、子ども歌舞伎の「義経千本桜二段目・伏見稲荷鳥居の場」と続く。

 秋川歌舞伎は、同市二宮に明治時代から続いていた地芝居で昭和初期まで全盛を誇っていた二宮歌舞伎が前身。1975(昭和50)年、時代の流れで衰退した歌舞伎を地元有志が「もう一度、復活させたい」と立ち上がり、栗沢一雄座長が率いる栗沢一座の指導を得て、1992(平成4)年、河野専一さんが会長となり「二宮歌舞伎保存会」を結成した。

 同年施行された学校5日制に伴い、子どもたちの健全育成と二宮歌舞伎の後継者育成を目指そうと、子供歌舞伎を創設。「秋川歌舞伎あきる野座」がスタートした。

 座員は現在、白檮山(かしやま)誠座長以下90人。親子、親子3代、祖父母に孫という、3歳から90代までの幅広い世代が参加している。

 12時30分開場、13時開演。入場無料。

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