学ぶ・知る

羽村市郷土博物館で「生誕140年 中里介山展」 開館40周年で

開館40周年を迎えた羽村市郷土博物館

開館40周年を迎えた羽村市郷土博物館

  • 2

  •  

 羽村市郷土博物館(羽村市羽)が10月1日から、開館40周年記念で「生誕140年 中里介山展」を開催する。期間中、文豪・中里介山に関する記念展示と記念講演会を行う。

[広告]

 同館は1985(昭和60)年4月に開館。市民の文化的創造を育む「学び」の場として親しまれてきた。同市の自然・風土・歴史・文化に関係する資料の収集、保存、調査研究を行い、成果を展示や学習会、資料の刊行などを通じて公開している。

 介山は若い頃は社会主義に傾倒し、日露戦争下には「平民新聞」に反戦詩を発表した。1906(明治39)年、都(みやこ)新聞社に入社。文筆の才を発揮し、「氷の花」「島原城」などの連載小説を手がけ、代表作「大菩薩峠」は後の大衆文学に大きな影響を与え、映画にもなった。晩年は羽村に「西隣村塾」を開き、文壇から離れて「超然とした」生活を送った。1944(昭和19)年4月28日、59歳で亡くなった。

 展示は、介山の出生から晩年までを実物資料や写真で振り返る。「大菩薩峠」は直筆原稿や挿絵の原画などを展示し紹介する。

 開館時間は9時~17時。月曜休館。入館無料。12月7日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース