昨年11月のデビュー戦を勝利で飾った高校生プロボクサーの大畑連汰さんが1月6日、リングサイドフィットネスジム(福生市熊川)で練習初めを行った。
大畑選手は17時から2時間ほど、ジム会長のリック吉村さん、父親で元プロボクサーの秀昭さんの指導を受け、サンドバッグやミット打ちなどに汗を流した。「左ジャブから右ストレート、強力な左フックの1・2・3を強化したい」と話す。
デビュー戦はドーム立川立飛(立川市)で行われた。相手はプロ10戦目の岩井祥來選手(小熊ジム)。練習通りのコンビネーションパンチを繰り出し、3-0で勝利した。
4月からは大学に進み、学業に励みながらプロボクサーとしての戦歴を重ねる。当面の目標を、ミニマム級で臨む東日本新人王に定める。
吉村さんは「名前の通り、連打が持ち味。ミスパンチを最小限にすることが課題」と指摘。秀昭さんは「吉村会長のようなパンチをもらわずに倒す美しいボクシングを目指してほしい」と目を細める。
昭島市出身で6歳からボクシングを始めた大畑選手。日本ボクシング連盟が主催するJCLのリングでは11戦8勝3敗の戦績を残した。
167センチ。オーソドックススタイルで、憧れのボクサーはワシル・ロマチェンコ選手や井上尚弥選手。目標はもちろん世界チャンピオンだ。