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奥多摩町で「森林の楽校」 竹林伐採体験通じSDGs学ぶ

参加者は竹林の伐採作業などを通じて森林保全活動の大切さを学んだ

参加者は竹林の伐採作業などを通じて森林保全活動の大切さを学んだ

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 自然を学ぶSDGs体験型イベント「森林(もり)の楽校」が10月5日、おくたま海沢ふれあい農園(奥多摩町海沢)で開催された。8組18人が参加し、竹林の伐採作業やピザ作り体験などを通じて森林保全活動の大切さを学んだ。

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 全国にコンフォートホテルなどを展開するチョイスホテルズジャパン(中央区)と認定NPO法人「JUON(樹恩)NETWORK」(杉並区)が共催した同イベント。SDGsを学ぶための森づくり体験や自然散策、地元の人たちとの交流などを通じて、参加者に社会課題を実感してもらうことで、より多くの人を巻き込んだ支援活動の在り方につなげるという。

 当日は、同NPOが実施する森林・環境問題について学べる体験プログラムに沿って活動。参加者らは竹を伐採し竹林を整備。明るくなった竹林を見て、光が差し込むことで竹林が健康になることや人家近くに獣が隠れる場所を作らないようにする暮らしの知恵を学んだ。

 この後、伐採した竹でコップを作り、思い出を刻んだ。昼食はそれぞれが手作りしたピザを窯で焼き、熱々の状態で味わった。

 江東区から妻と2人の娘と参加した真弓勝紀さんは「子どもたちに自然を体験させてあげたいと思い参加した。気持ちよく楽しんでくれた」と感想を話した。

 開会のあいさつで、同NPO事務局長の鹿住貴之さんは「全国18カ所で森の手入れを行い、田舎にとって大変なことを都市部の人に手伝ってもらう形で地域を元気にしている」と活動を紹介した。

 チョイスホテルズジャパン取締役の杉浦誠さんは「旅をすることで、地方のまちが元気になればと願い、宿泊代の一部をJUONのような社会課題に取り組む団体に寄付している」と話した。

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