「倍返し神社」の異名をとる「久平(きゅうべい)稲荷神社」(青梅市上町)で3月15日、例大祭が開催される。
青梅市市民会館の裏・七兵衛通り沿いを西へ向かい小さな踏切を渡って裏山へ登っていくと、朱色の鳥居が目の前に現れる。同神社では毎年、例大祭限定で神社から「福徳資金」と呼ばれるお金を貸し付るユニークな風習が伝えられている。
参拝者はその資金を元に商売に励み、利益が出たら次の年に「倍返し」して、再び同じ金額を借りる。「福徳資金」の額は、100円、500円、1,000円の3種類あり、それぞれ1万両、5万両、10万両と書いた封筒に入っている。
当日は周辺の御利益スポットを一巡りして戻ってくると、焼きいも1本を進呈する企画や、NPO青梅まちづくりネットワークによるガイド付きの「ご利益スポット案内ツアー」(13時集合/参加費500円)も行う。近隣商店街では3月末までの期間限定サービスなども行う予定。
参拝受付時間は10時~。