青梅市の古民家(青梅市御岳本町)で5月11日、参加者が実際に収穫体験し、古民家で食べる「癒やし」のイベント「新緑の森林鍋」が開かれた。
イベントは森の演出家として活動する土屋一昭さんが企画したもの。参加者は拠点とする古民家の裏に広がる畑でタケノコ野菜を収穫し、いろり端で焼いて食べたり、鍋料理にしたりして楽しんだ。食後は近くに流れる多摩川沿いで寝そべり、参加者同士の交流も行われた。
土屋さんが企画するこうした「癒やし」の体験は現在、口コミで広がり続け、今回のイベントにも兵庫県から夜行バスで参加した人も。「イノシシが食べてしまうタケノコ争奪戦にも何とか勝利し皆さんに提供できてよかった」と笑う土屋さん。「今回は小学校のクラスメートに30年ぶりに偶然再会されるなどすてきな出会いもあってびっくりした。これからも青梅や奥多摩を舞台に、古民家セラピーとしていろいろと企画していきたい」と話していた。