福生ブルースフェスティバル実行委員会は3月5日、イベント収益金の一部を市内で活動するNPO法人「海外に子ども用車椅子（いす）を送る会」に贈った。

　同会は昨年11月に「第7回フェスティバル」を開催。チケット代やオリジナルTシャツ販売金などの収益金の一部を、第1回より同会などに寄付してきた。

　同会は、こうした支援を受けながら活動8年目を迎え、これまで世界21カ国3000人の子どもたちに日本で使われなくなった車いすを届けている。寄付金は車いすの修繕費や運搬費として使われる。

　当日、都合で出席できなかった実行委員長のチッコ・ソウマさんに代わり、ブルースハープ奏者の石川太郎さんが同会会長の森田祐和さんに寄付金を手渡した。森田さんは「車いすを手にしたことで子どもたちの生活は一変する。子どもたちの喜びを励みに今後も活動を続けたい。本当に感謝している」と謝辞を述べた。石川さんは「今年も11月3日にフェスティバルを開催する。盛り上げて、ぜひまたお役に立てれば」と話す。