ビビ21ドットコム(銀座かずや青梅事務所)は和菓子を通じ西多摩を日本国内外にアピールする「銀座かずや東京推進国際プロジェクト」を始動した。
銀座かずやは7年前に銀座に1坪の店を開店。「1日192個しか作れない和菓子」としてテレビや雑誌にも多く取り上げられ、口コミで評判を呼んだ。店舗販売しかできない繊細な商品「かずやの煉(れん)」は第21回神奈川銘菓展菓子コンクールで技術賞を受賞するなど現在、諸外国から訪れる財界人のファンも多く、予約待ちとなることも多い。
同店で企画プロデュースを手掛ける川杉あさみさんは、結婚を機に青梅市に転居。青梅や奥多摩の美しさに魅了され、「何か地域に貢献できることを」と、同プロジェクトを発案した。多摩地区原産の農産物を使ったオリジナル菓子「東京・多摩ゆず最中」「東京・多摩ゆずわらび」を作り、国内国際空港、全国の百貨店を中心とした販売を目指す。包装パッケージには多摩の名所などをデザイン。発売に合わせ立ち上げるホームページでは多国言語(英語、日本語、中国語、韓国語)で写真や動画を使い、菓子全体を広告塔として多摩の魅力をアピールしていく予定だ。
同社は11月10日、郷の家モデルハウス(青梅市新町)で「可憐(かれん)なる試食会&琴弾き語りライブ」を開催。国際企業や、大手デパートのバイヤー、国内外で活躍する有識者、地元の支援者などを招き、プロジェクトの構想発表を行い、支援協力を募った。
川杉さんは「この事業に携わる全ての人が幸せに、そして笑顔になれる仕事をしていきたい」と意気込む。製品化は来春を予定している