羽村の水田地帯にある水車小屋（羽村市羽中）で9月16日、「第1回わらべ歌お楽しみ会」が開催される。

　水車小屋は、祖父の代から同市に住んでいた中野一明さんが1983（昭和58）年、10年をかけて復活させた。当初、そばやうどんなどを提供していたが、ここ数年は予約のみで営業していた。

　休日の水車小屋で2年前から、菓子製造業として夫がインドネシアから輸入しているヤシ砂糖を使ったナッツのお菓子を製造してきた同市在住の広若ともさん。「とにかく水車小屋の周りの景色が大好きで、そこに人の集まる場所をつくりたかった」と今年7月、水車小屋を借り切った。

　水車小屋の2階を使い、仲間の主婦たちの個性やスキルを生かしたワークショップや、子どもたちの感性を生かすイベントなどを開いている広若さん。今回、わらべ歌の普及などで全国各地を回る歌手の坂野知恵さんを招き、参加者と一緒に体を動かして楽しむ会を企画した。「わらべ歌は大人が聴いても癒やされる。ぜひ一緒に楽しむ会にしたい」と参加を呼び掛ける。

　開催時間は10時30分～11時30分、14時～15時の2回（要予約）。参加費は、親子ペア＝1,200円（子ども1人増につき500円）、大人のみ＝800円（（おやつ、ドリンク付き）。申し込みは広若さん（TEL 090-6316-8584）まで。