青梅出身の和太鼓パフォーマンスグループ「和-jin」の全国ライブツアーが9月8日から始まり、11月23日、青梅市民会館でファイナルを迎える。

　同グループ代表の伊藤芳陽さん（39）は父親が和太鼓をたたいたことをきっかけに小学生のころより、和太鼓に親しんできた。やがて父と共にプロの和太鼓グループに参加。テレビ番組へのレギュラー出演など経て2009年に独立し、同グループを立ち上げた。

　「演奏者と会場が一体となるステージ」をコンセプトに、独特なパフォーマンスを展開。舞台を所狭しと動く激しいステージはやがて評判となり、全国各地や海外から出演オファーを受けた。2010年の全国ツアーファイナルを地元青梅で開催したことをきっかけに、西多摩各地でも演奏を披露。青梅で開催するファイナルは毎年、早めにチケットが完売してしまうという。

　今回、3回目となる全国ツアー。「理屈はいらない、本能で感じろ」と題し、福島県を皮切りに、長野、東京・渋谷、千葉、沖縄、青梅と回る。伊藤さんは「和太鼓はクラシックではなくリズム。頭で考えずに好きなように見て、一緒に楽しんでほしい」と話している。

　ファイナルは開演18時30分。前売り3,000円、当日3,500円。中学生以下は同1,000円、同1,500円。チケットはマイナー堂レコード（青梅市住江町、TEL0428-22-3926）と和-jinのホームページで購入できる。