企画展「むさしのもののけ譚 逢うまがどきのものがたり」が3月13日、瑞穂町郷土資料館けやき館(瑞穂町駒形富士山、TEL 042-568-0634)で始まった。30体ほどのリアルな妖怪と20点以上の資料で武蔵野(多摩西部と埼玉県西部)に伝わり、資料として残る妖怪を紹介している。
妖怪はかつて武蔵野の闇にうごめいていたもの。テレビ小説の「ばけばけ」で注目を集める青梅の雪女や日の出町平井川の河童(かっぱ)、入間に伝わるろくろ首や見越し入道など。
妖怪は、フリーの特撮造形師として活躍し、飯能市内で河童洞を運営する杉本末男さんが製作した。日高市に由来する血取りという妖怪は目が合うと「背中がゾクッとする」迫力があるという。杉本さんは日本を代表する伝統的な特撮造形師で、晩年まで瑞穂町で創作活動を続けた村瀬継蔵さんの技を受け継ぐ。
資料は「百鬼夜行絵巻」をはじめ与謝野蕪村の怪談にまつわる作品など貴重なものをそろえる。
杉本さんは「妖怪やお化けは怖いものではなく、ただ『居る』というだけのもの。友達と言ってもいい」と話す。
期間中、親子で楽しむ造形ワークショップ・特撮の技術で妖怪パペットを作ってみよう」(4月12日13時30分~16時、参加費2,000円)、「コスプレ妖怪百鬼夜行・瑞穂のもののけも来るよ!」(同19日13時~14時30分、コスプレ参加費1,000円)、「炉端で妖怪談義」(同19日15時~16時30分、無料)などのイベントも開く。
開館時間は9時~17時。入館無料。4月19日まで(会期中の休館日は3月16日と4月15日)。