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日本航空高石川のゴルフ部員、施設無償提供のゴルフ場に感謝の報告

稲村支配人(中央)に好成績を報告し、感謝したゴルフ部員たち

稲村支配人(中央)に好成績を報告し、感謝したゴルフ部員たち

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 能登半島地震で被災し、現在は明星大青梅キャンパス(青梅市長淵2)で学ぶ日本航空高校石川のゴルフ部員が10月9日、青梅フレンドシップゴルフ(今井5)での練習を前に、9月に開催された石川県大会で団体3位、個人で主将の黒川敬伍さん(2年)がホールインワンを達成し5位になったことを稲村晴基支配人に報告した。同ゴルフ場でのショット練習が好成績につながったことへの感謝を伝えた。

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 昨年4月、青梅市に移転後、同部は練習場の確保に苦慮し、部活動を続けることが難しい状況に追い込まれた。練習場を探す中で前向きに対応したのが同施設の山際由光社長。快く受け入れを了承。昨年6月から週2日、火曜と木曜の17時から1時間、部員分の打席を無料で提供している。

 同部は火曜~日曜の週6日活動。学校のウエートトレーニングルームでの体づくりを基本に、限られた予算と時間の中でパターやバンカーショットができるゴルフ練習場、群馬や神奈川のゴルフ場などを使う中、同ゴルフ場での練習時間は初心者が多い部員たちにとって何物にも代えがたい柱となってきた。

 今年5月下旬に大会に初参加。9月18日・19日に金沢カントリー倶楽部(かほく市)で開催された「第28回石川県高校新人ゴルフ選手権大会」での好成績につなげた。

 部員は3年生9人を送り、2年生5人、1年生6人の11人。11月には県代表で北陸3県の大会に出場する。団体、個人に出場する黒川さんは「青梅フレンドシップゴルフをはじめ青梅市の皆さん、明星大関係者の皆さんに感謝でいっぱい。成果を報告できて良かった。北陸3県大会でも頑張りたい」と意気込みを見せる。

 稲村支配人は「明るく礼儀正しい生徒たちで、素晴らしい報告を受け、うれしい限り。ホールインワン、おめでとう」と応えた。

 同部指導関係者の一人は「プレーの中では一喜一憂せず、目の前のことに集中しようと言っている。多くの皆さんに支えられていることに感謝し、成長していってほしい」とエールを送る。

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