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羽村特別支援学校の処理済み牛乳パック、卒園証書として活用へ

児童・生徒から3000枚の牛乳パックが渡された

児童・生徒から3000枚の牛乳パックが渡された

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 都立羽村特別支援学校(羽村市五ノ神)の児童・生徒が作業学習の一環として取り組んでいるリサイクル処理済み牛乳パックが10月6日、あおぞら保育園(羽村市神明台1)に贈られた。卒園証書などで活用される。

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 同園で行われた贈呈式には同校の井上一仁校長、同園の田中奈穂美園長らと園児・児童・生徒を含む40人ほどが出席。3000枚の牛乳パックが渡された。牛乳パックは同園で紙すき作業を行い、卒園証書やメッセージカードに生まれ変わる。

 同校は、市内の学校の給食で出る牛乳パックのリサイクル作業を行っているが、量が多いため活用方法を模索していた。相談を受けた羽村市社会福祉協議会が関係者を当たり、保育園から卒園証書に活用したいという話を受け、実現した。同園のほか、太陽の子保育園(五ノ神3)にも近く牛乳パックが贈られる。

 リサイクル作業は、牛乳パックの内側に施された防水コーティングを一枚一枚丁寧にはがし、紙すきに適した状態へ加工するもの。集中力と手先の器用さを要する繊細な作業で、児童・生徒らは一生懸命取り組んでいる。

 井上校長、矢口太郎主任教諭らと共に児童・生徒を引率した三上博史主幹教諭は「作業学習の取り組みの成果が地元の保育園の卒園証書で使われ、貢献できることを、児童・生徒たちも喜び、励みになると思う。今後も継続し、広がるよう、児童・生徒と共に努力したい」と話す。

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