
青梅オリック祭」が5月24日・25日、青梅織物工業協同組合(青梅市西分町3)を会場に開催される。
青梅縞(おうめじま)の藍(あい)と青梅夜具地の橙(だいだい)をテーマにしたテキスタイルアートのイベント。作品展示とワークショップ、映画上映、ステージショーなどを行う。
かつて織物で栄えた青梅。ガチャンと機を織れば万の金がもうかるといわれた「ガチャ萬」の時代。青梅の織物に思いをはせ、「糸・織・布・染」の仕事を大切に継ぐ仲間が集まった同祭実行委員会「織区の会」が主催する。
30組の作家らが夜具地(やぐじ)や手織り物、ニット、草木染などで製作した帽子、洋服、バック、タペストリーなどを出品。作家の指導で織物、リリアン、フェルトなどで「作る楽しさ」を体験するワークショップも行う。
映画館「シネマネコ」では、テキスタイルをテーマにした映画「YARN 人生を彩る糸」「紅花の守人~いのちを染める」「倭文(しずり)-旅するカジの木」を上映。ステージではタップダンスやバンド演奏を繰り広げる。
実行委員代表の佐々木みゆきさんは「市民との交流を通じて、『織物の街』への理解を深め、人の手が持つ可能性と、さまざまな知恵と技を感じてもらえたら」と来場を呼びかける。
開催時間は10時~17時(一部プログラムは11時~)。入場無料。