花と歴史と寺「塩船観音寺」(青梅市塩船、TEL 0428-22-6677)で4月25日より、つつじまつりが開催される。
同寺は大化年間(645~650年)、八百比丘尼(はっぴゃくびゃく)尼が千手観音を安置し開山したといわれる古刹(こさつ)。平安時代には修験場として盛んだったとされ、室町時代に作られた仁王門や本堂は国の重要文化財に指定されている。
すり鉢状の小高い丘が、寺を包むように囲み、斜面には約15種1万7000本のツツジが植えられている。毎年4月中旬~5月上旬にかけて行われる同まつりの開催期間中、異なる品種が次々と咲き競う。つつじ園の中には通路を設け、花を間近に見ながら散策することもできる。
丘の最上部には2年前、開創1350年を記念し都内最大級の「塩船平和大観音像」も建立。5月3日11時から行われる「火渡荒行修業」は、ゴールデンウイーク期間中ということもあり、例年多くの見物客でにぎわう。修業は誰でも参加できる。
開園時間は8時~17時。入山料は、大人=300円、小学生以下=100円(期間中のみ)。