熱中症対策と夏場の農作業効率を高めるため、JA西東京(青梅市野上町)が現在、直売所に出荷する生産者を対象に「ファン付作業服」を割安に購入できる補助を行っている。
ファン付作業服は腰上部分に小型のファンが取り付けてある作業着で、衣服内に空気の流れをつくることで汗を気化させ、体を冷ます機能を持つ。2000年代に建設作業員を中心に普及し始め、近年、急激に需要を伸ばしている。同JAでは購入費の60%を補助する。
JA西東京経済部の大久保勝人副部長は「夏場の農作業は厳しく、日中を避け、おおむね朝夕に限られるが、それでも大変。ファン付作業服が少しでも作業環境の改善につながれば」と期待する。
購入希望者に対し8月末までに70着を届ける予定。