JR武蔵五日市駅前~小中野間の檜原街道沿いの商店街で8月31日、「ヨルイチ」が開催される。
あきる野市の五日市エリアはかつて、戦国時代の終わりごろから5の日に「市」が開かれ、炭などが盛んに取引された。江戸時代になると木材は、秋川・多摩川を筏(いかだ)で流し江戸に送っていた。地域は発展し、地元の人は当時のにぎわいぶりを「明治の時代、渋谷が村だったころ、五日市は町だった」と自慢する。
ヨルイチは「名前の由来にもなっている『市』を再現しよう」と開催され、約1万人の来場者でにぎわう。今年で20回目を数え、夏の風物詩として定着している。
「一夜 闇を彩る」をキャッチフレーズに布明かりで彩られた沿道には、人力車や虚無僧の尺八、5つの月に映る5種のウサギを集める「手ぬぐいスタンプラリー」など、趣向を凝らした催しを行う。
開催時間は16時~21時。