JAあきがわ女性部の支部長・班長ら約60人が1月16日、「災害時のトイレについて」と題した講演を聞き、断水などで水を流せない場合の処理方法などを学んだ。
講師を務めた「チーム・トイレの自由」代表の長谷川高士さんは、汚物を袋の中で吸わせて固めて処理する方法を解説した。
トイレの便座に45リットルのゴミ袋を2枚かぶせ、その中にちぎった新聞紙、おむつ、ペットシート、猫砂など、水分を吸収しそうなものを入れる。用を足した後、上側の袋だけを取り出し、袋をきちんと閉じればごみとして出すことができる。水分の吸収状態は中に入れる新聞紙などの量で調節する。
ごみの出し方は自治体によって異なるため確認が必要だが、一般ごみとして出せる場合でも「トイレゴミ」と明示することを勧めた。
今回の能登半島地震でも災害用トイレの設置やトイレの衛生問題は課題になっている。会場では「災害はいつ起こるか分からない。とても有意義な話だった」などの声が聞かれた。