見る・遊ぶ 学ぶ・知る

西多摩に初のコミュニティーFM局 今秋開局目指し準備急ぐ

開局に向け準備を進める原社長(左)とJuraさん

開局に向け準備を進める原社長(左)とJuraさん

  • 6

  •  

 福生を拠点にするコミュニティーFM局「radio234」(福生市福生)が今年秋の開局を目指し、年明けから準備を加速させている。

[広告]

 原恭子社長は15年ほど前から福生駅西口商店街にある家業の運動具店の経営に関わるようになった。同商店街の役員を務め、地域に目を向ける中で、福生を好きな人たちとの出会いを重ねた。「人のつながりをもっと広げたい」と仲間と思案し、FM局開局を思い立った。

 「大手が取り上げない身近な情報を集め、地域の人がつながる場を作り、コミュニケーションが活発になることで、まちを元気にしたい。防災面や万一の災害の際にも役立つ新しいメディアを作りたい」とFM局の存在意義を話す。

 局名「radio234」は「ふっさし」の語呂合わせで、「地元愛から命名した」という。6年前から、地域の話題の掘り起こしとさまざまなゲストを迎えて話を聞く番組「GO!GO!生福生」をユーチューブで配信するほか、イベントや祭りなどに携わる中で知名度を高めてきた。

 今後は、送信所候補地などを決めて行政手続きを進め、ラジオ周波数帯の割り当てを待つ。放送エリアは福生市を中心に羽村市を含む周辺地域。放送時間帯は7時~21時を予定する。

 役員のJuraさんは「地域の話題をタイムリーに発信し、リスナーからのメッセージも積極的に共有していきたい。放送が、聴く人たちのホッとできる時間になってもらえたら。Radio234がまちに暮らす人たちのホームになりたい」と胸を膨らませる。

 現在、株主を募集している。株券の発行価格は5万円で、法人・個人を問わず1株から20株まで申し込める。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース