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JA西東京が地元中学生らと共に沢井柚子の収穫体験 老人ホームへ寄贈も

一生懸命柚子を収穫する生徒たち

一生懸命柚子を収穫する生徒たち

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 JA西東京は12月17日、青梅市沢井のユズ畑で青梅市立西中学校(青梅市梅郷6)の生徒たちと共に地域特産の沢井柚子(ゆず)を収穫し、収穫したユズを地元の老人ホームへ寄贈する事業に取り組んだ。

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 JAバンク協調型事業教育活動助成事業として行った中学生農業体験。コロナ禍で中断されてきたが昨年から再び実施され、今年は同校1年生・2年生16人が参加した。

 沢井は昔から「ユズの里」として知られ、約200年前頃の江戸時代にの新編武蔵風土寄稿にも、「土は肥え、良い実がなるので柚子の樹が多い。熟した頃には馬に載せて江戸へ出荷し、暮らしの助けになっている」という記述もあるという。

 作業場となるユズ畑を提供した小澤酒造の小澤順一郎会長は「沢井柚子は名前は知られているが、手入れが行き届かない。何か有効活用できればと思っていたところ、JA西東京、西中学校に協力いただいて定例開催できている。皆さんと一緒に収穫したもので、お年寄りの方に幸せを届けることができれば」とあいさつ。JA西東京の森田美実常務は「皆さんに協力いただいたこの事業も継続的に行うことができている。寒い中だが、収穫したユズをお風呂に入れて、自然を感じてもらえれば」と話した。

 収穫したユズはその場で、聖明園、御岳園、喜久松苑それぞれに手渡された。同校の加藤誠副校長は「生徒らにとって地域を学ぶ絶好のチャンス。収穫体験を通じ、地域のお年寄りの役にも立つ素晴らしい機会を頂けることに深く感謝したい」と謝辞を述べた。

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