コロナ禍で自粛を強いられた西多摩エリアの音楽コンサートの開催が続々と決まり、開催に向けて動き始めている。

　藤波結花ミュージック・プロダクション(TEL　03-6869-7839)が主催する「プチ・ボヌール」コンサートが9月26日、サウンドコレクション吉澤(青梅市東青梅)で開かれる。

　「『petit bonheur（小さな幸せ）』が日常にプラスされ、笑顔の交流が広がること」を願い、今後は月1回の頻度で平日午後に開いていく。音楽と他ジャンルとのコラボレーションが特徴で、第1弾はマジックとバイオリン、ピアノの異色の取り合わせ。ピアノの藤波結花さん、ミュージシャンとマジシャンの2つの顔を持つ土方香枝さん、バイオリン忍者「幽兵」としても活動する山中裕平さんが共演する。曲目は「情熱大陸」「カルメン」「チャルダッシュ」ほか。藤波さんは「訪れた方々の活力となるようなひとときを提供できたら」と話す。

　13時30分開場、14時開演。チケット代は3,000円。30席限定。

　邦楽・洋楽・古典から近代までジャンルを問わず多彩な演奏会を開いている「音楽のチカラ・チャンステーマ」(TEL 090-5400-7381)は10月2日、青梅の新町御嶽神社(青梅市新町) 参集室で「神社に響く邦楽演奏会」を開く。

　青梅三曲会会長の広田央山さん、都山流師範の棚橋千桃山さん(尺八)、山田流筝曲大師範の岩浪由り扇さんが共演。曲目は「紅葉」「六段の調」ほか。代表の水村礼子さんは「日本人の感性に深く響く邦楽を間近に感じるいい機会になる」と来場を呼びかける。

　15時開場、15時30分開演。チケット代は1,000円。

　千ヶ瀬町の宗建寺本堂(青梅市千ヶ瀬町)では10月30日、「スリーストリングスコンサート～秋の風にのせて」が開かれる。渡邊真位さんのアイリッシュハープと歌、細川晶生さんのフラメンコギター、竹中章人さんのバイオリオンで、「Danny boy」「紅葉」などを披露。「人生の喜び、哀愁に満ちた音楽が本堂に響く」という。

　15時開場、15時30分開演。チケット代は3,000円。