羽村消費生活センターが9月7日、消費生活センターの活動室(羽村市緑ヶ丘)でドキュメンタリー映画「タネは誰のもの」の上映&交流会を開催する。
「みんなの命とくらしを守る」と50年前、当時の母親たちの思いから設立された同センター。「子どもたちの健やかな成長のため、安全な食品を」「安全な暮らしを未来に手渡していくために、環境に良いものを選び、環境に配慮している企業を買い支えよう」をテーマに活動を続け、行政や企業とも連携した日本でもまれな、市民で構成された組織「消費生活センター運営委員会」が運営している。
同センターは現在、中村洋子さんを代表に、市民委員11人、学識経験者2人で構成。羽村市消費生活センターを拠点とした講座や、保育園・児童館・小学校にゲストティーチャーとして運営委員が出向く消費者教育、市との共催事業を行うほか、広報誌を年4回、市内全戸に配布している。
本年度、新たに広報誌名を「はむ★らいふ」としてスタートし、「第1回はむ★らいふ講座」として今回の上映会を企画。2018(平成30)年に廃止された種子法や2021年4月から順次施行されている改正種苗法など、急速なグローバル化が進む農業の実情を伝える場を設けた。中村さんは「今、リテラシーの向上は、私たちの命と暮らしを守るために必要不可欠なことの一つ。山積した課題とあふれる情報に選ぶべきものを見失いがちななか、本当に必要で公正な立場に立った情報を多くの方に伝えていきたい」と話す。
開催時間は13時30分~15時30分。入場無料。定員40人(先着順)。申し込み方法はフェイスブックで確認できる。