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奥多摩の昔話を芝居に 「楽しくつながるプロジェクト」の一環で

2021年は園生が全員参加

2021年は園生が全員参加

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 奥多摩町の昔話を芝居にする企画が始まった。

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 1万年前から人が住んでいたと伝わる奥多摩町。当時の衣食住や遊び、自然など、今に伝わる昔話を芝居で表現し、古人の暮らしに思いをはせる。企画は、演劇を通して地域のつながり強化を目的とした「楽しくつながるプロジェクト」(日本演出者協会主催)の一環で実施。一昨年と昨年は、町内にある東京多摩学園の知的障がい者を中心に芝居を作ってきた。好評だったことから今年は範囲を拡大。町内外の小学1年生以上なら誰でも参加できる。

 年齢や人種、障がいの有無に関係なく、みんなでアートや劇を作る試みは全国で広がっている。実行委員会で奥多摩在住の鯨エマさんは「障がいは個性の一つ。園生だけに限定するのではなく、奥多摩を愛するさまざまな人が『共生』の思いを持ってものづくりできれば」と企画意図を話す。実際、衣装の縫製を地域住民が担うなど住民参加型の体制で臨む。

 現在、参加者を募集している。稽古期間は8月20日~11月5日の主に土曜・日曜。11月6日の奥多摩町福祉会館での公演を目指す。参加費は全プログラムを通して500円。申し込みは8月10日まで。

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