奥多摩町・氷川小学校の体育館で6月23日、3歳から小学生を対象にした「キッズダンス体験レッスン」が開催された。講師は、奥多摩町・青梅市でガイドや自然解説員として活動する本間みさとさん。地元の保育園児と小学生ら12人が約1時間、音楽のリズムに合わせて汗を流した。
本間さんがダンスに出会ったのは小学生の頃。姉の影響で昭島のスクールに通い始め、ヒップホップや創作ダンスに打ち込んだ。「ダンスを通して感性や自主性が磨かれ、友達との思い出もできた。今度は私が子どもたちに教えたい」と講師を快く引き受けた。
本間さんのお手本に合わせて、ぎこちなさがありながらも元気いっぱいに飛び跳ねる子どもたち。レッスン後半には子どもたちが自ら舞台に上がり、保護者にダンスを披露した。「楽しさを与えるつもりが、逆に笑顔をもらった」と本間さんは頬を緩める。
主催は、奥多摩で文化芸術体験を企画する「だれでもアーティストわくわく」代表の鯨エマさん。都内で演劇活動を行う鯨さんは昨年、奥多摩に移住。芸術の魅力を知ってほしいと、奥多摩を中心に講座を開いている。