食の地域ブランド形成を目的とする「『青梅・奥多摩ごぜん』開発事業」の一環で6月20日・28日、夏季メニューの試食会が青梅市と奥多摩町で開かれた。実施主催は青梅市観光協会と奥多摩観光協会、西東京農業協同組合。7月5日にも行われる。
事業は、地元食材を使った同市町ならではのご当地「ごぜん」を開発し、食で観光客誘致を目指すもの。和食、洋食、バーベキュー、御師料理(御岳山の宿坊で振る舞われる料理)など、同地域に根付く多種多様な食文化に着目した。
試食会にはメディア関係者やフードライター、旅行代理店、沿線まるごとホテル関係者らが参加。各料理を提供する6つの宿泊・飲食施設を回った。
6月28日は約15人が参加。東青梅駅を出発し、青梅市の小澤酒造で蔵見学後、奥多摩町の鳩ノ巣渓谷沿いのホテル・はとのす荘へ。奥多摩やまめや地場野菜のイタリアンを試食した参加者からは、夏季の旬の食材や料理についての質問が飛び交った。
奥多摩湖などを周遊した後、青梅市のバーベキュー施設B-YARDでアメリカ式のバーベキュー料理を楽しんだ。青梅豚の西京みそ漬け、澤乃井の日本酒を使った鶏もも肉のグリルなどに舌鼓を打った。
事業は夏以降も食の魅力を掘り下げていく。食器や家具など食に関連するコンテンツにも注目していくという。