青梅市農業委員会とJA西東京が共催する親子農業体験会の田植えが6月18日、同市藤橋の天皇塚田んぼで行われた。
田植え作業には26組60人近くの親子が参加。農業委員やJA職員30人が補助した。田んぼに入った参加者は一列に並び、キヌヒカリの苗を3本ぐらいずつ手に取り植え込んでいった。
秋には黄金色の田んぼで稲刈りとはざかけ作業を体験する予定。田んぼは約7アールで、200キロ余りの収穫を見込んでおり、収穫した米は脱穀・精米し、参加者の元へ届ける。
作業に先立ち加藤仁志農業委員会会長は「干ばつ、大雨、新型コロナウイルスで3年間、田植え体験ができなかったが、今日は作業を通し収穫の喜びを感じてほしい」と呼びかけた。
野﨑啓太郎組合長は「世界的に穀物価格が高騰しているが、日本にはおいしい米がいっぱいある。米の生産過程を知り、食の大切さを学んでほしい」と訴えた。