福生駅西口の商店街・銀座通りの一部エリアで昨年12月20日から、アートイベント「フラッグ de アート」が開かれている。
3年ぶり、4回目となる同イベント。これまでは福生駅西口の銀座通りで、ライブや作家の出店に加え、ウエディングパレードなど、さまざまな角度からアートに触れることのできるイベントを開いてきた。本年度は「with コロナ」の企画として、市内の小学生が銀座商栄会とコラボレーションし福生市の銀座通りがアートなフラッグで華やぐイベントにした。
フラッグを制作したのは福生市立福生第一小学校3年生。イベントの立ち上げから関わり、ポスター制作も行っている市内のデザイン&イベントプロデュース事務所「131direction」の柳沢智さんが児童らにフラッグに描く絵を事前にレクチャー。児童たちは銀座商栄会のある銀座通りに出向き、一人一人、iPadを使って撮影しながら素材を探し、それらを自分のイメージに合わせ絵にしていった。
フラッグには商栄会の個店のイメージや好きな店の絵が描かれ、子どもならでは鮮やかなフラッグができ上がった。他にも商栄会の店を紹介するポスターも制作し、いくつかの店では児童が描いたポスターを店内に掲出している。併せて、ポスターをスマホでスキャンすると温泉旅行や商品券が当たるスタンプラリーも開催。
市内の地域ラジオ局「radio234」の原さんは「遠足などで遠くに行くのもいいが、こうして自分の通学路、生活する街にある店と、そこで働く人々との触れ合うのはとても貴重な経験となったはず。コロナ禍で自分の住む近所での買い物などが増えたであろうこの約2年。近所の店と、このようなイベントを通して、子どもも大人も楽しめる商店街になっていき、より地元に根付いたまちづくりにつながるよう期待したい」と話す。
1月31日まで。