青梅市農業委員会とJA西東京が共催する親子農業体験会の稲刈りが10月9日、同市藤橋の天皇塚田んぼであった。
稲刈りには20組46人の親子が参加。農業委員やJA職員30人が補助した。稲刈りは新型コロナウイルス感染症対策で、2グループに分かれて1時間ずつ作業した。
参加者はキヌヒカリが黄金色に染まった田んぼに入って作業。訪れた娘の実咲ちゃん(小学1年)と参加した同市今井の河本康男さん、・洋子さん夫妻は「初めての体験。子どもに稲穂から脱穀、精米されて米になることを教えたい」と話した。
今年は夏の天候不順があり、幾分稲穂の垂れ具合が少ない感じだが、おいしい米ができたという。全部で200キロを収穫。はざかけして作業を終えた。10日ほど干し、脱穀した米は参加者に届けられる。
作業に先立ち加藤仁志農業委員会会長は「干ばつ、大雨、新型コロナウイルスで3年間稲刈り体験ができなかったが、今日は作業を通し収穫の喜びを感じてほしい」と呼び掛ける。