日本ボーイスカウトあきる野第1団育成会長の山崎常雄さんが5月、日本ボーイスカウト連盟全国大会で「たか章」を受章した。同章はスカウト運動に対し、多年にわたり功労が顕著だった人に贈られるもの。山﨑さんは44年間、地域のスカウト活動の発展、充実に貢献してきた。
あきる野第1団は、野外活動や奉仕活動を通して、自立心や協調性を身につけた青少年の健全育成を目指している。現在、小学校1年生から成人指導者まで90人ほどが所属。自然豊かなあきる野を拠点に社会奉仕活動、ハイキングやキャンプなどを通じ、「そなえよつねに」の下、より良い社会人になることを目標に活動している。
山崎さんは知人に請われ38歳のときにリーダーになった。結婚時、子どもが生まれたら「ボーイスカウトに入れたい」と思っていた妻の桂子さんの理解に支えられ、2人の子どももボーイスカウトで教育した。隊指導者を14年、団員長を16年務め、14年前から育成会長を続け、2017年からは多摩西地区の協議会長も務める。
子ども用車いすを海外に送る活動などにも協力。子どもたちに世界に目を向ける大切さも教え、あきる野市国際化推進青年の会の初代会長を務めた。山崎さんは「受章は個人だが、昨年で発足45周年を迎えた団活動が認めら皆さんで頂いたもの。コロナ禍でも今年10人の新入隊員を迎えることができた。多摩西地区で最も大きな団として今後も活動に励み、発団50周年を目指したい」と話している。
スカウトは男女問わず随時募集中。