JR羽村駅そばのJAにしたま自然派やさい直売所「ベジ・ベジ」(羽村市五ノ神)が12月、羽村市産のサツマイモを使った焼き芋の販売を始めた。
1グラム1円の量り売り。ホクホク、しっとりとした食感に仕上がるよう卓上焼き芋機で約1時間かけてゆっくり焼き上げる。
サツマイモは同市の農家、石田武尚さんが栽培した「ベニハルカ」と「安納芋」の2種類をメインに使う。石田さんは4月に親の跡を継いで就農し、本格的にサツマイモ栽培を始めた。施肥設計から収穫調整まで、JAの営農指導員からアドバイスを受け、約1500平方メートルの畑で10種類のサツマイモを栽培する。
「就農したばかりで生産技術も分からない中、熱心に指導してもらい、収穫にこぎ着けることができた。大口の売り先が無い中で、サツマイモを使ってもらえるのはありがたい。地場産のサツマイモのおいしさを多くの人に伝えてほしい」と石田さん。
JAにしたまの営農経済部経済課の小林禎課長は「地場産のPRになるので、多くの人に食べていただき、心も体も温まってもらえれば」と期待を込める。