青梅の事業者らを中心とした地域コミュニティー「和会(なごみかい)」にが1月21日、第2回中学生の職場体験推進協議会から功労事業者として感謝状が贈られた。
都は2005年度より、将来の社会を担う子どもの自立や社会参加を促すことを目的に、中学生を対象に「中学生の職場体験」を実施。それに伴い同年、学識経験者や産業団体、青少年・教育関連団体、行政関係者らで成る推進協議会が作られ、各地域の功労事業者らに感謝状を贈ってきた。
今回、感謝状が贈られたのは都内の商店街や商工会、企業など39団体。西多摩では羽村の商工会や農業委員会など5団体と青梅の和会が表彰された。
和会は「仲間を作り、明日につながる大切な出会い、輪を広げていくこと」を目的に、発起人の小山洋一さんと武藤一由さん2人が5年前に立ち上げた。毎月、青梅を中心とした西多摩各所の飲食店などで開き、現在では西多摩の事業者やその従業員ら50人余りが参加する会となった。2年前、青梅市で職場体験の実施を進めていた折、発起人の2人が同会を通じ受入先企業などを紹介。今回の受賞に至った。
来月で62回目を迎える同会メンバーは、主に参加者からの紹介で増え続けてきた。発起人の2人は「今後も職場体験や和会を通じて、発展的な事業にしていきたい」と喜びを語る。