奥多摩湖畔にある東京都の自然体験複合施設「山のふるさと村」(奥多摩町川野)内にあるレストラン「ごはん cafe やませみ」がリニューアルして間もなく3カ月を迎える。「東京最果てのレストラン」として、奥多摩の大自然を求めて訪れた人たちの憩いの場になっている。
店主の内田さんは青梅市在住で、ピアノの調律師として約30年のキャリアを持つ。2012(平成24)年ごろからキャンプをするために同施設に通うようになり、施設内で10年ほど営業していた「レストランやませみ」のオーナーとも懇意に。レストランで歌とピアノのコンサートを開催したり、店の手伝いをしたりするなかで、引退を考えていたオーナーから声が掛かり店を引き継ぐことになった。
ファンの多い「オリジナルキーマカレー」(800円)は先代からレシピを引き継いだ。そのほか「奥多摩ヤマメのフィッシュバーガー」(フライドポテト付き、900円)や手作りコロッケ定食(900円、以上税別)など、オリジナルのメニューも多数そろえる。ケーキやドリンクなどもある。
「店づくりに当たり、いつも思い描くのは『日常の出口、アウトドアの入り口』になるような場でありたい」ということ。「車であれば青梅から1時間強の場所に自然に囲まれた非日常の場があり、さまざまな体験ができる。来店をきっかけに奥多摩を好きになる方が一人でも増えるよう、微力ながら頑張りたい」と話す。
営業時間は、モーニング=10時~11時、ランチ=11時~14時30分、ティータイム=15時~16時30分。火曜・水曜定休(11月は水曜も営業)。