西多摩各地に「辰年にちなんだ」場所・伝説-白滝神社の龍神など

金運が良くなると言われる羽村市羽東の禅林寺の金龍王

金運が良くなると言われる羽村市羽東の禅林寺の金龍王

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 今年の干支は辰(たつ)年。西多摩には龍にちなんだ場所や昔話がたくさんある。

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 あきる野市上代継の白滝神社の鳥居をくぐってすぐ左、体に尾を巻きつけて立つ龍神がある。境内には清流が流れていて、古来より霊泉とされてきた。

 あきる野市牛沼の秋川神明社の社正面には2匹の立派な龍が向き合って彫られている。秋川が満水の度に、引田村の真照寺の山王権現の御神体が何回も流出し牛沼に着岸したので、同地に安置したとの言い伝えがある。

 青梅市の住吉神社の拝殿には、青梅の郷土画家、小林天淵の描いた「雲龍図」がある。天井に描かれており、1824年に拝殿が新築され、このときに描かれた。

 日の出町大久野の勝峰山の山頂近くには昔、直径50メートルほどの池があり、そこには龍がすんでいるといわれ、人々は恐れて近づかなかったという。

 檜原村の九頭龍神社は奥山のパワースポットとして雑誌などで紹介され話題になっている。南北朝の争いの折、南朝の守護神となった九頭龍大神を祭っている。

 羽村市羽東の禅林寺の本堂裏の坂の入口に、金龍王と刻まれた石碑が立っている。龍王は仏の守護神で、水に関係のある神様として知られる。金の文字がつくことから、参詣お参りすると金運が良くなると信じられ、初詣の際に参詣する人も多い。

 奥多摩町の日原川中流にあるカシカ滝は上下2段に分かれ、上段が雄釜、下段が雌釜と呼ばれている。古くから滝つぼには龍がすんでいると言われ、さまざまな言い伝えが残っている。

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