青梅のそば店「津久茂」(青梅市新町、TEL0428-32-1230)が、青梅生まれの豚肉TOKYO-Xを使ったつけ汁肉せいろ、肉南蛮の提供を始めて1カ月が過ぎた。
うす切りのTOKYO-Xは軟らかく、上品な味とさっぱりした脂肪のうま味が特長。かつおベースのつゆ汁によく合う。そば粉は北海道幌加内産。実の中心部の8割を使用した二八そばだ。11月22日に提供を始めたところ、口コミで広がり、人気メニューに。
TOKYO-Xは青梅市畜産試験場で1997年、新品種として登録された純血種。脂肪の質を高める大麦を22%加えるなど、指定飼料が細かく定められている。現状では一般小売店には、まだ流通していない。
店主の築茂豊さん(65)は「自分で食べておいしいと思ったので、店で食べてもらおうと出してみたら好評。目の前に試畜場があるので説明しやす、ここがTOKYO-Xの発祥地であることが何よりうれしい」と話す。
価格は、もり、かけ共に945円。そばとうどんがある。営業時間は11時~20時30分。