あきる野市は3月28日、市内廃校を活用した「戸倉しろやまテラス」を、無人航空機ドローンの操縦技術習得場として活用するほか、ドローンを使った農林業各分野における調査研究で協力することで契約書に調印した。
旧戸倉小跡地を活用した「戸倉しろやまテラス」は4月9日、オープンした。契約をしたDJIJAPAN、スカイシーカーは広い校庭などを利用し、一般ユーザーが操縦技術の習得を目指した「DJI CAMP」の開催地にしていく。
CAMPではDJI製品の飛行プラットフォームを正しく、安全に使うための技能認定講習を行う。運営はスカイシーカーが担当し、CAMPは6月の スタートを予定する。三者はドローンの有効活用の促進に向けても協力していく。
同市にとっては、「戸倉しろやまテラス」をCAMPで利用してもらうことで稼働率を上げられるようになるほか、ドローン映像コンテストやドローン競技会などを実施することで人を呼び込み、空撮動画をネットに載せれば、市内の観光を広く発信していけるなどのメリットがある。ドローンのイベントは早ければ今秋にもスタートする。同市の澤井敏和市長は「使い方によっては無限の可能性がある」と期待を寄せる。