青梅市御岳山の武蔵御嶽神社が9月28日、長野・岐阜県境にある御嶽山の噴火で被害を受けた人や地域への募金箱設置を始めた。

　同神社の須崎裕宮司によると、武蔵御嶽神社がある御岳山と噴火した御嶽山は直接のつながりはないが、名称のほか、多くの登山観光客に愛されているという点など共通点も多い。噴火を報じる情報が流れた際、御嶽山と御岳山を間違える人も多く、御岳山の宿坊を利用するなじみ客などから心配の電話が宿坊などにかかってきたという。　

　同神社では当日、夜神楽の奉納の後、御嶽山噴火被災者への義援金を呼び掛ける募金箱を設置した。参拝客たちからの義援金は一定額が集まった段階で、長野県王滝村の御嶽神社を通じて噴火被災地に届けるという。