小池さん夫妻のインコ「すずの」ちゃんが7月、JR拝島駅付近から西多摩方面で行方不明となり、現在、目撃、保護情報などの提供を呼び掛けている。
妻の小池瑞穂さんは独身時、初めて2羽の文鳥を飼った。片方は夫に、片方は瑞穂さんに性格が似ていたことから「溺愛していた」というが、不慮の事故で2羽同時に死んでしまった。
1年がたち2人は結婚。その文鳥を忘れられずにいた2人の前に現れたのが、まだひなだったすずのちゃんだった。「どちらの性格にも似ているところがあり、わが子のように思えた」と小池さん夫妻。「私たちがけんかをしていると不安そうにぴぃぴぃ鳴いて。自己主張をするすずのの声が今も耳に響いている」と話す。
行方不明になったのは先月6日9時30分ごろ。雨の中、瑞穂さんが室内で洗濯物をしていたところ、ハンガーで網戸が開いてしまい、外を飛んでいたスズメの群れを追い掛け、隙間から飛んでいってしまったという。
種類はオカメインコ。年齢は1歳4カ月。全長30センチ程度で、特技が口笛をまねること。瑞穂さんは「外の世界を知らず、カラスや猫などの天敵を考えると不安で仕方ない。私の不注意で本当に情けない話だが、どうか私たちの大事な家族を助けてください」と呼び掛ける。情報提供は「西多摩経済新聞を見た」と伝え小池さん(TEL 0120-161-789)まで。