青梅市と、青梅市・あきる野市を拠点とする新球団「東京レジデンシャル(仮)」を運営する東京レジデンシャル(豊島区)、親会社のレジデンシャル不動産(足立区)が12月16日、地域活性化やスポーツ振興などに関する包括連携協定を結んだ。同市役所で大勢待利明市長と両社の内田廣輝社長が協定書を取り交わした。11月18日にはあきる野市と同じ連携協定を結んでいる。
新球団は関東を中心に2007(平成17)年に開幕したルートインBCリーグに準加盟の承認を受けており、今後は正式加盟し、2027年の参戦を目指す。現在、指導陣・所属選手などの体制強化に取り組んでいる。
協定は、スポーツを通じた地域活性化、市民との交流、子ども野球教室などスポーツの振興、青梅スタジアム(青梅市今井)の利用に関する事項などで三者が連携し協力していくことを確認したもの。
大勢待市長は「Bリーグに加盟する新球団を応援し、選手と市民との交流に尽力したい。東京からアジア、世界へとの思いを共にして進んでいきたい」と歓迎の言葉を述べた。
元高校球児の内田社長は、これまで埼玉県の独立リーグ球団支援や市民運動場の命名権取得などを通じ地域貢献を続けていることを披露。「新球団が子どもたちの未来に夢を与えられるよう努力していきたい」と抱負を語った。
締結に当たり親会社のレジデンシャル不動産が企業版ふるさと納税として同市に2,000万円を寄付。青梅スタジアムの改修などに充てられる。同社は、あきる野市にも同額を寄付している。