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紀元前創建、御岳山山頂の武蔵御嶽神社で元服式 都内初、15歳以上対象に

元服式の模様

元服式の模様

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 御岳登山鉄道(青梅市御岳山、TEL 0428-78-8121)は、武蔵御嶽神社、みたけ山観光協会、御岳山商店組合と協力し来年3月25日、酉(とり)年式年大祭を迎える御岳山山頂の武蔵御嶽神社で「元服式(げんぷくしき)」を行う。現在、参加者を募集している。

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 「元服式」とは古来の武家社会で、武家の子どもが一人前として認められる成人の儀式として行われていたもの。15歳を迎え、大人への外見的変化、考え方に変化の起きる年頃の中学校を卒業する子どもを対象に行う。行事として元服式を現代でも行っているのは、滋賀県や、岩手県など数カ所とというが、東京で15歳の子どもを対象とする元服式が行われるのは武蔵御嶽神社が初めてとなる。

 武蔵御岳神社の創建は、社伝によると第10代崇神天皇7年に武渟川別命(タケヌナカワワケノミコト)が東方十二道を平定のとき、大己貴命・少彦名命をお祭りしたのが起源とされ、奈良時代になり天平(てんぴょう)8(736)年、僧の行基が東国鎮護を祈願し、蔵王権現の像を安置したと伝えられている。

 当日、参加者は古式ゆかしい装束に身を包んで式典に臨む。式典終了後は付き添いの家族と共に、御岳山の宿坊で祝い膳が提供される。

 同鉄道は「親が子供の成長を実感する機会になり、子どもたちには自立に向けた意識付けの手伝いできれば」と話す。

 開催は10時~14時(雨天決行)。10組限定(申し込み多数の場合は抽選)。参加費は1万2,000円。

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