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檜原村の伝統芸能・祭り見学会 魅力に触れてほしいとガイド付きで初開催 

檜原の伝統芸能を楽しめる2日となる

檜原の伝統芸能を楽しめる2日となる

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 檜原村の貴布禰伊龍神社と北檜原村小学校跡で9月2日・9日、郷土芸能と保存会の思いに触れる「檜原村でお祭り見学会」が開催される。

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 檜原村の郷土芸能や祭りは、獅子舞をはじめ、式三番、神楽、はやしなどがあり、各集落で継承されている。同日に開催されることや電車が無く公共バスの便も少ないため、それぞれの祭りに足を運ぶのは困難だった。檜原学芸社が「郷土芸能に関心のある人に向け、豊かな自然だけではない歴史や文化の側面から、檜原村の魅力に触れる機会を提供しよう」と、各地域の郷土芸能をガイド付きで行う見学会を初めて企画した。

 2日は、都指定無形民俗文化財に指定される、小沢地区の鎮守である伊勢清峯神社の秋季例祭に奉納される能楽の「翁(おきな)」から起こった演目で、祝言・祝舞を行う「小沢式三番(おざわしきさんば)」と、1人立ち三匹獅子舞で、頭に獅子頭をかぶり、腰に小さな太鼓をつけ、ばちを両手に持つ「獅子舞」を。

 9日は、1781年に三田領小留浦村(現奥多摩町)から伝わった記録が残る「藤倉の獅子舞」と、南郷神社の例祭日の奉納神楽で、演目は神話などが題材の「鬼の舞」「大蛇退治」など12曲。古くから柏木野の十二神楽と呼ばれる「柏木野神代神楽(かしわぎのじんだいかぐら)」も披露する。いずれも都指定無形民俗文化財に指定されている。

 14時にJR武蔵五日市駅に集合し、その後移動。22時に武蔵五日市駅で解散。参加費は3,000円。定員は各日12人。

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