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青梅「いつ樹」、奥多摩やまめを使ったラーメン開発-100食限定の試食会

完成形の「奥多摩ヤマメ中華そば」※試食会ではトッピングなし

完成形の「奥多摩ヤマメ中華そば」※試食会ではトッピングなし

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 「らーめん いつ樹」(青梅市新町)は3月15日、JR奥多摩駅舎2階のアースガーデンマルシェで、新たに開発した「奥多摩やまめ中華そば」の100食限定の試食会を開く。

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 昼夜問わず行列ができる同店は現在、千代田区、渋谷区、新宿区にラーメン店「五ノ神製作所」を展開。テレビや雑誌に数多く取り上げられ、関東各地のラーメン通や著名人も、青梅市総本店の味を楽しみに訪れる。

 一貫して守るポリシーは「使われない副産物の素材を使い、付加価値の付いたラーメンを作る」こと。甘エビを加工し卸した後の「エビの頭」や、タイ専門店へ卸した後の「タイの頭」などを直接工場から仕入れ、人気ラーメンを生み出してきた。都内店舗では「伊勢エビ」「銀ダラ」「シャケ」「ウニ」などを素材としたラーメンを開発し販売している。

 今回、同店が注目したのは地元・奥多摩の名産「奥多摩やまめ」。都が最新の養殖技術を駆使し開発した「奥多摩やまめ」は、通常よりも体長が2~3倍大きいのが特徴。通常は産卵期になると卵に栄養がいくため身の質が落ちるが、奥多摩ヤマメは卵を産まず長生きするため、1年を通じ程良い脂と肉厚の身が堪能できる。

 試行錯誤を繰り返し、数年をかけ「奥多摩やまめ中華そば」を開発。スープは工場で切り落とされた奥多摩やまめの「アラ」をふんだんに使い、都内唯一のしょうゆ醸造会社であるあきる野市の「キッコーゴ醤油」や自然素材などと共に仕上げ、麺も自社の製麺所で最も相性の良い「細麺」を生み出した。

 透明感のあるスープだが、焼き魚にしょうゆをかけ、そのままぎゅっとしぼられたような香ばしさが口いっぱいに広がる芳醇(ほうじゅん)な味わい。小麦の香りが高い自家製麺に絡み、老若男女が楽しめる味が誕生した。

 やまめが生まれ育まれた自然豊かな奥多摩で、ぜひ味わってほしい」と今回の試食会を企画。麺とスープのみを味わってもらい、来場者のリアルな感想や反応を集める。同店の伊藤真啓社長は「ラーメンというツールを使えば、ラーメンファンの人たちがネット上で広めてくれる。奥多摩やまめを素材に奥多摩や青梅にさまざまなグルメが生まれ、全国に広まっていってほしい」と期待を込める。

 開催時間は10時30分~(なくなり次第終了)。

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