檜原村のサテライトオフィス施設「Village Hinohara（ヴィレッジヒノハラ）」（檜原村本町）で6月22日・23日、「檜原村おむすびの会vol.3」が開かれる。

　東京最西端に位置する檜原村にある同施設は昨年11月に誕生した。都心部以外でも近隣西多摩在住者の利用も多く、利用者や村民との交流しながら新たな価値を創り出す場として、さまざまな体験企画を行っている。

　今回の会では、日本のマザーテレサといわれた故・佐藤初女さんから教わった「おむすび」の作り方を体験する。福祉活動家、教育者である佐藤さんは、素材の味そのままを味わう食の見直しを訴え続け、映画「地球交響曲 第二番」の出演で広く知られるようになった。中でも「初女さんのおむすび」は、多くの人を感動させてきた。

　今回の講師、tetotetoさんは「食べることを真ん中に置いて、人と人が出会い、心を分かち合える場づくり」を目指す中、「初女さんのおむすび」を教わり、米と向き合う姿、おいしさに感動し、その素晴らしさを伝えていくため、全国各地で「おむすびの会」を9年間、開いている。

　当日は米を洗うことから始まり、自家製の梅干しをほぐし、のりを切って、おむすびを「結ぶ」。用意するみそ汁と、箸休めと一緒に「初女さんのおむすび」を味わう時間となる。「普段何気なくしていることに気持ちを向けて、素材の一つ一つを大事に扱っていくことで、自分の心が穏やかになっていくのを体感できる時間。ぜひ、一緒におむすびを結びましょう」とtetotetoさんは呼びかける。

　当日のスケジュールは、10時45分～受け付け、11時～ワークショップ、12時～ランチ会、13時～シェア会、13時30分終了予定。参加費は1人5,000円（ランチ、ワークショップ参加費含む）。各日定員12人。また22日14時10分～、17時45分～は、映画「君の根は。～大地の再生にいどむ人びと」の自主上映会も同時開催で行われる。