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檜原村で秋・冬限定の「番茶づくりツアー」 生活と共にある村の伝統を体験

檜原村の山間で行われる茶摘み体験

檜原村の山間で行われる茶摘み体験

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 山林整備や自然体験ツアーなどを企画する「森のお仕事」(あきる野市戸倉)が11月25日から、檜原村にある茶畑で「番茶づくりと秋の檜原村ツアー」を行う。

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 「森で、みんなで楽しく働く」をコンセプトに、同社は林業を営む傍ら、さまざまなアクティビティー体験も提供。ツアー場所となる檜原村では昔からお茶作りが行われていたが、産業ではなく毎年、自分たちで飲む茶を自分たちで作る生活と共にある茶だった。

 今は過疎化が進み担い手もいなくなった茶畑を借り、同社が整備。スタッフの高田朋さんは2018(平成30)年春、初めて手作り茶を経験し、そのおいしさに触れ、季節に応じた茶作りのツアーを企画してきた。「同じツアーに参加しても、決して同じお茶はできない。葉っぱの摘み方やその後の仕上げ方に個性が出る」と時季に合わせた変化もお茶作りの醍醐味(だいごみ)と話す。

 今回のツアーでは、秋や冬にしか作れない番茶を収穫し体験する。高田さんは「カフェイン少な目でさっぱりとした味わい。何杯もいけでしまう飲みやすさが人気」と話す。

 収穫するのは、檜原村の冷涼な気候で、完全無農薬で栽培する同社のお茶。緑に囲まれた山里にあり、歩いてすぐの場所に清流・秋川が流れる。当日は9時に武蔵五日市駅集合の後、10時からお茶摘みを行う。昼食後、番茶作りを体験した後、お茶を味わう。武蔵五日市駅で17時解散予定。参加費は5,500円。最少催行人数は2人。12月18日まで。

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